新庄寒山-1 萩焼茶碗 撮影2回目 [萩]
当ブログで過去に掲載した茶碗について、写真を撮り直して再掲しています。特に最初の頃に掲載した茶碗は、かなり古い機材で撮影したため、今となっては自分としても納得し難い写真になっています。これを最近使用している機材で再び撮影し、より良い写真で記録して行きます。
今回は十三代・新庄寒山の萩焼茶碗です。同氏の茶碗は後に幾つも購入する事になるのですが、それは最初に買ったこの茶碗に惚れ込んでしまった事が始まりです。美しい女性の肌を思わせる美しい色合い、均整の取れた造形、そして全体を引き締めるようなシャープな竹の節高台と、本当に惚れ惚れしてしまいます。
元記事
https://ss900ie.blog.ss-blog.jp/2017-09-19
https://ss900ie.blog.ss-blog.jp/2017-09-23
https://ss900ie.blog.ss-blog.jp/2017-09-24
https://ss900ie.blog.ss-blog.jp/2017-09-25
背面
正面向かって左側面
正面向かって右側面
見込み(正面は下)
高台(正面は上)
掻き銘(「寒山」)
この茶碗は、砂粒がはっきり分かる荒い土が使われているにも関わらず、女性的な柔らかい外観に仕上がっています。また、荒々しい釉薬の流れとか、貫入や梅花皮といった装飾要素が殆どない質素な姿です。このような類の美しさを持った茶碗は、萩焼に限らず、他の焼物でもなかなか見られません。この茶碗の中古相場から推測される世間の低い評価が信じられない程、本当に美しい茶碗だと思います。
おわり
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