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新庄寒山-1 萩焼茶碗 背面と両側面 [萩]

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 新庄寒山・萩焼茶碗の背面(上写真)と、正面向かって左側面(中写真)、右側面(下写真)です。

 背面には釉薬のムラと流れが少し見て取れますが、凡そどの方向から見ても同じような景色です。薄い化粧土と釉薬の下に、細かい砂粒混じりの土。所々赤味を帯びた薄橙のナチュラルな色調。柔らかな曲線を描く碗形の姿は、鋭過ぎず緩過ぎず、丁度良いスタイルで、本当に美人さんです。

 新庄寒山は早くに亡くなった(十四代の当代が高校三年生の時)ので、当代に技を継承するどころか、自らの業績・評価も相応に高める事が出来なかったのではないかと思います。だから現在の中古相場が低くなってしまっているのでしょう。でも、この美しい作品を見ると、かなりのセンスと技術があった事が窺われます。個人的には、もっと評価されて欲しい作家の一人です。

つづく








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