中野陶痴-4 絵唐津 背面と両側面 [唐津]
四代・中野陶痴の絵唐津を各方向から写しています。上の写真が背面(窯印側)で、二枚目が正面向かって左側面、三枚目が右側面です。
背面では釉薬が垂れかかった所が口縁に一箇所だけあります。左側面にはこれと言った景色の動きはありませんが、右側面の高台脇には施釉の際の指跡が見て取れます。全体的に動きのある景色とは言えませんが、グレーのシックな釉調の中にある小さな黒いポツポツとか細かいムラが、オーソドックスな絵唐津らしい静かで控え目な味わいを醸し出しています。
例えばテレビを見ながら抹茶を飲む時とか、そういう「ながら」喫茶の場面では茶碗自体の主張が強くない方が良いので、こういう控え目な茶碗が適していると思います。逆に、茶碗の美しさを鑑賞したい喫茶の場面では、こういう茶碗だと少し物足りない気がします。
尤も、どういう茶碗を美しいと感じるかは人それぞれです。自分にとって最も好ましい規則性と不規則性のバランスポイントが何処にあるのかによって、この茶碗の評価は変わってくるのでしょう。
つづく
- 場所: 佐賀県唐津市東唐津4-9-20 【全館Wi-Fi対応】4/20リノベーションオープン!1階ロビーフロアと8階客室フロアが、唐津の魅力を存分に感じられる空間に生まれ変わります。
- 特色: 全館Wi-Fi対応☆聖地巡礼応援!!!JR東唐津駅までの送迎対応有。
2020-11-15 12:00
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