加藤健-4 引出黒 見込み [陶器その他]
加藤健の引出黒茶碗の見込みです。写真では、茶碗正面を下にしています。
上から見たこの茶碗の形は、やや乱れのある真円です。口縁は、斜めに削って薄くしてある部分がかなりあって、飲み口の場所の自由度が高いです。
見込みの釉調では気泡が少なくなっていますが、マットな仕上がりは外側と同じです。茶溜は深くはないですが、しっかりと成形されていて、且つ乱れの少ない円形です。ここの乱れの少なさは、茶碗の他の部分の乱れの多さに比べると少し異質で、私としては少々違和感を覚えます。出来れば、ここにも乱れがもっと入っていて欲しかった・・・。でもまぁ、オーソドックスな作りが得意な加藤健らしい所でもあります。
つづく
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