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林亮次-5 絵志野茶碗 高台と搔き銘 [志野]

林亮次05_06
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 林亮次の絵志野茶碗の高台と搔き銘です。高台の写真では、茶碗正面を上にしています。

 高台は乱れのある真円で、ザックリと削り出されています。高台内もザックリと掘られ、兜巾もそれ程明確ではありません。高台脇にも箆で削り取った跡が残されていますし、土の見せ方も百草土のザクザク感を適度に出していて、全体的に粗削りな感じがあります。こういう整えない仕上げが、この茶碗の美しさの一つの大きな要因です。手に伝わる感触も、サラサラしていて心地良いです。

 搔き銘はかなり略されてはいますが「亮」です。林亮次の搔き銘としては、比較的分かりやすい部類です。

 という事で、林亮次の絵志野茶碗でした。作為と無作為が上手く混ざり合った美しい茶碗です。

おわり












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