新庄寒山ー4 萩焼茶碗 高台と窯印 [萩]
新庄寒山の四つ目の茶碗を下から写しています。高台の写真では、茶碗正面を上にしています。
切れ目の入った高台は、小さめですが乱れの少ない真円で、高台内の兜巾もしっかり造られています。けれども、この荒々しく裂け目の入った高台内のザクザク感は、非常に力強い印象を与えます。ここまで荒々しい高台内の景色はなかなかありません。
窯印は「寒山」の筈なのですが、土が荒いので殆ど判読出来ません。
という事で、新庄寒山の四つ目の茶碗でした。非常に荒い土の景色が、とても味わい深い茶碗です。
おわり
萩焼を中心に見させていただいてます。
新庄寒山の作品でこのような作品は初めて見ました。
共箱など付属品がないので不明なことが多いですが、もしかしたら十二代以前の新庄寒山かもしれませんね。
先日、某ネットオークションで十二代の茶碗が出品されていたので、掲載されていた窯印と比較してみると何かわかることがあるかもしれないですね。(出品されていた物の真贋は不明ですが。)
by 萩焼好き (2021-08-25 12:06)
萩焼好きさんへ
コメントありがとうございます。
確かに十三代寒山では珍しい造りだと思います。十二代との比較は、窯印がはっきりしないので難しいかも知れませんが、チャンスがあったら比較してみたいと思います。
by 笹九百家 (2022-01-02 12:23)