新庄寒山ー4 萩焼茶碗 背面と両側面 [萩]
十三代・新庄寒山の四つ目の萩焼茶碗を各方向から写しています。上の写真が背面で、二枚目が正面向かって左側面、三枚目が右側面(窯印側)です。
切り高台の切れ目が何処に見えるかの違いはありますが、凡そどの方向から見ても同じ景色です。高台脇まで掛かった化粧土と口縁下までの白釉。砂粒の多い陶土と、その砂粒によるチクチクした凹凸。この辺は正面の景色と同じです。
化粧土が掛かっておらず、陶土が完全に露出している高台部分を見ると、砂粒が多いだけではなく、陶土が元からかなり荒いのが分かります。何だか最初から水分の少ないパサパサな土から成形したのではないかと思われるくらいザクザクした仕上がりです。こういうザクザク感は、磁器にはない陶器独特の面白さです。
つづく
コメント 0