佐々木昭楽-2　萌黄釉茶碗　背面と両側面：茶碗が好きかも。：SSブログ

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佐々木昭楽-2　萌黄釉茶碗　正面｜佐々木昭楽-2　萌黄釉茶碗　見込みブログトップ

佐々木昭楽-2　萌黄釉茶碗　背面と両側面　[楽・京] [編集]

　三代・佐々木昭楽の萌黄釉茶碗を各方向から写しています。上の写真が背面で、二枚目が正面向かって左側面（窯印側）、三枚目が右側面です。

　緑色の入り方に多少の違いはあるものの、どの方向から見ても凡そ同じような景色です。緑色の入り方は、正面が一番多く、背面が一番少なくなっていて、左右側面はその中間という感じです。フォルムは楽焼らしい角の取れた滑らかな形で、良く見ると胴の全体に縦方向の箆が入り、ちょっと多角形のような形になっています。

　撮影時にホワイトバランスに失敗して、少し赤味の強い写真になってしまっていますが、黄色の地にフワッとした緑色が入る景色というのは、正に名前の通りだと思います。また、そこに細かく入った貫入の茶色い網目模様が良い味を醸し出しています。

　この茶碗も中古での購入で、一部に擦れた所とかあって、割りと使い込まれた個体のようです。赤楽で良くある湯を注いだ時の土の匂いがない事からも、それが分かります。ただ、土の匂いに関しては、赤楽よりも焼成温度が高くて元々なかったのかも知れませんが。

つづく