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中野陶痴-3 唐津 高台と窯印 [唐津]

中野陶痴03_06
中野陶痴03_07
 中野陶痴の三つ目の唐津茶碗を下から写しました。写真では、茶碗正面を上にしています。

 高台はほぼ真円ですが、高台内の削りのセンターは少しずれています。兜巾は、なだらかに何となくという感じです。高台と高台脇は土見せになっているのですが、磁器に近いくらい滑らかに均されていて、「土」と言うより、正に粒子の細かい「粘土」を焼き固めたという雰囲気です。ここまでペタンとした土見せの表面仕上げは、意外に珍しいような気がします。滑らかな仕上げが好きなら、いっその事、陶器ではなくて磁器を選ぶ場合が多いのでしょう。

 窯印は中野窯の「三階菱」です。土の粒子が細かいので、非常にくっきりと押されています。これだけ鮮明に入っている窯印も珍しいと思います。

 という事で、中野陶痴の三つ目の唐津茶碗でした。小振りですが気楽に使える良い茶碗です。

おわり












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