佐々木昭楽-1 長次郎「春朝」写し 背面と両側面 [楽・京]
佐々木昭楽の「春朝」写しを各方向から写しています。上の写真が背面、二枚目が正面向かって左側面、三枚目が右側面です。
各面ともに大きな違いはなく、同じような景色です。口縁や胴から腰にかけて微かな乱れはありますが、違いは僅かで、どこの面なのか言われても分からないレベルです。ちょっと単調な景色ではありますが、正面がどこかを気にせず使えるので、これはこれで良いと思います。
口縁には凹凸がありますが、五山になっている訳ではなく、自然な乱れ方です。また、表面に現れた気泡のようなボツボツの出方も自然な感じです。こういう自然で不規則な景色というのは、見る者の心を穏やかにしてくれます。
つづく
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